「チタン」というと、どのようなイメージを持たれるでしょうか? 「チタンでインプラント材を・・・」、「チタンで宇宙開発用途材を・・・」、 など最先端の業界分野で使用されているというニュースをお聴きになった方も 多くいらっしゃるのではないでしょうか? 地球上に「チタン」が発見されたのは1791年、今から220年以上前のことです。 それは砂鉄に混じって発見されました。酸化物として発見されたのです。 酸素を分離しない頑固さが理由で ギリシャ神話の「タイタン」に由来しチタン(Titan)と名付けられたと云われています。 この酸化物から金属チタンを抽出する試みがなされ実験的に成功したのは1910年で発見から実に120年以上もかかっています。 チタンは酸素と結び付く力が非常に大きい為に酸化チタンから酸素を分離することは極めて難しく、 金属チタンを工業的に製造できるようになり実用化されたのは発見より150年も後のことでした。 これは金属精錬の歴史の中で稀有のことです。 また金属として広く用いられる様になったのは第二次世界大戦後です。 近代、多くの研究者が取り組んできたことで使用されるようになった金属なのです。 まさに「チタンの発見や加工」は、人類の叡智の結晶によって成し得たものと言えるでしょう。 金属チタンとなっても、すぐに表面に強固な酸化チタン膜が形成されてしまいます。 この表面に形成された強力な酸化チタン膜が内部のチタン金属の溶出を完全防止する ために、アレルギーを引き起こさず、生体親和性が良好に保たれるのです。 チタン純度が高いほど、酸化チタン膜は強固であり、緻密なのです。 ルニコが高純度チタンに拘っている所以です。 そのようなスーパーメタル、チタンですが、純生部品は高価になってしまうため、 工業界での用途には限られて使用されることが多い状態です。 しかし、ルニコでは数々の研究から合金や表面処理でなく、 すべてのパーツおよびボール内部まで高純度チタン(99.85%)で創ることに徹しています。 それは、特殊加工をしたルニコ「生チタン」の効果は純度が高く量が多いほど、 大きな効果をもたらすからです。 チタンの豊かなパワーに触れて頂ける商品をこれからも提供してまいります。 |